野生のコーヒー種の60%が絶滅の危機に瀕している

 

少し前の記事だが、インパクトのあるタイトルで惹きつけられる記事を見つけた。

病害・気候変動・森林伐採という3つの猛威により、地球上の野生のコーヒー種のうち約60%が絶滅の危機に瀕していることが Science Advancesで公表された研究結果から明らかになっています。
GIGAZINE 2019年1月18日の記事より

アラビカ種はロブスタ種よりも繊細な栽培条件が必要で、気温は18度~21度が理想であり、暑すぎても寒すぎてもうまく育ちません。
また、植物ですからある程度の雨量が必要なことに加え、開花前に3カ月の乾期を無いと成長が難しくなります。
 特に、昼と夜の寒暖差も重要のため、アラビカ種(ロブスタ種はもう少し条件が緩やか)は標高1000m~2000mの範囲で最もよく育ちます。

温暖化による平均気温の上昇は、現在の耕地ではコーヒーの木が育たなくなってきており栽培条件を満たすためにより高地に移らざるを得なくなってきています。

さて、タイトルの内容だが、現在流通しているコーヒーの種はアラビカとロブスタで99%を占めており、そのほかの種はほぼ絶滅の危機に瀕しているということだ。

では、なぜ野生種が必要なのか。
温暖化の影響もあり、栽培できる耕地が減少していること、さび病等の病気が蔓延していることなど、まだ知らない環境や病気への耐性を持った品種が無ければ現在流通している品種も絶滅していくことになる。

多様性が必要と言うことだ。







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