まだまだ腸の話が続きます

 『新しい腸の教科書』で発見したこと

健康なカラダは、すべて腸から始まる
池田書店
医学博士 江田クリニック院長
日本消化器病学会専門医
江田証 著

日本人の腸内細菌の傾向
  1. 炭水化物の代謝機能が高い
  2. ビフィズス菌が多く、古細菌が少ない
  3. 水素を酢酸生成に消費
  4. 海藻を分解する酵素が多い
幸せホルモンンのセロトニンの9割は腸で作られるそうです。
ですから腸内環境が悪くなると感情も不安定になります。
うつ病の患者の腸内環境を調べるとバランスがくるっている人が多くなっていた結果もあるそうです。

腸内環境は60歳を境に急激に衰えるらしいので気を付けなくてはいけないですね。
その中でも老化が進み細胞がやせ細ってしまうと今まで細菌など人体に有害な物質はブロックしていたのに細胞同士のすき間が生まれスルーしてしまうことが発生します。
これをリーキーガット症候群と言われています。
細胞が老化しないようにするには細胞膜の構成要素であるオメガ3や緑黄色野菜などをとり、カフェイン、アルコールなどを控えることが必要だと言われています。

ファーストタッチ(赤ちゃんに最初に接触する事)した人の腸内細菌の傾向が、そのまま赤ちゃんに受け継がれるそうです。
まず、肥満は感染するそうです。
太らせ菌「ファーミキューテス」と言われる菌類の割合が多いと太りやすくなることが分かってきました。
それは後天的に獲得するのですが無菌状態で生まれた赤ちゃんに最初に接触した看護師さんや助産婦さんが「ファーミキューテス」を持っていると太りやすい体質になってしまう可能性があるとのことです。

色々なことが分かってきましたが、まだまだ分かっていないことも多いのが腸内環境で、少なくとも脳と腸は繋がっているということはわかっていますので、アルツハイマー病なども腸内環境の影響が多くなっていると思われています。

以前、韓国で長い間生活していましたが腸内環境は相当に悪いと思われます。
刺激物とニンニクの殺菌作用で腸内の細菌はバランスを狂わせてしまっていたようで体調が悪くなっていました。
刺激物はなるべく摂らないほうが良いのかもしれません。

腸内環境を大事にしましょう。






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