寿命の9割は腸で決まるそうです。
松生恒夫著
腸に興味がある。
ピロリ菌の話に続いてもう少し良さそうな本を見つけた。
生命体として無せきつい動物の外観は腸のような見た目になっている。
そうです、腸が進化して人間になったのではないかと私は思っています。(素人の勝手な思い込みですが)
「腸は第二の脳」とも言われ、腸から脳へ神経が伸びていて、腸は臓器の中で脳に支配されずに動ける臓器のだと言うことも魅力的なところだ。
一説には腸が脳を作ったとも言われている。
「心はどこにあるか」も永遠のテーマですが進化の大元が腸であるならば、心は腸にあると私は思っています。
脳というのはコンピュータで言えばCPU(中央演算装置)であり計算をするところ、計算をするためには基本的なOS (オペレーティングシステム)が必要で、それは腸なんじゃないかと考えています。(じゃあDNAはなんだ?)
でも、そうなると心臓が停止したら死亡という定義が揺らいでしまうので困ってしまうのですが。
まあ、話が脇道の迷路にハマりそうなので本題に戻します。
最近は、腸に関する報告、報道、広告をメディアでよく見、聞きするようになってきた。
それだけ腸の大切さを含めて関心が高まってきている証なのだろう。
本書で、腸の役割は、小腸で栄養素を取り込み、大腸で水分を吸収して、残りかすをS字結腸に溜め、翌朝の排泄を待つのだが、便秘になるとここで長い時間残りかすが滞留してしまうことになる。
吸収できなかったものや体内に取り込んではいけないものが排泄物となるのでS字結腸に長い間残ることは余分なものを体内に吸収されることを意味する。
著者はこの状態を「滞留腸」と名付けこれを防止する事について食物、運動、精神などについて説明している。
難しいことはほとんどなく、少し気にすればできる事柄ばかりだ。
意外だったのはココアには食物繊維が豊富に含まれている事だった。
そして、驚いたのは「沖縄クライシス」で、2000年台以前まで国内で最も長寿な地域は沖縄でアメリカの「TIME」誌にも取り上げられたほどだったが、その後、2005年には26位に後退している。特に内地よりも10年ほど早くアメリカの食生活が浸透したことが影響していると著者は見ている。
このように食生活が欧米化する事によって確実に寿命は変化しているようだ。現在の日本の寿命は長寿であるが、決して健康寿命ではないと言われている。
健康寿命を伸ばすことを目標にしなければならないと訴えている。
あまり、書いてある内容に、とらわれすぎるのは問題だが、ある程度気にして生きていけば健康的な生き方ができるのではないだろうか。
さっそく、ココアを飲むことにしました。(単純だね)
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